ヤッタゼ自己新57cm!
第 12回目 H16.4/12〜14日

長崎県・対馬 浅茅湾

 対馬は、朝鮮半島まで53km、博多から132kmの日本海洋上にある。島は東西18km、南北82kmと細長く淡路、佐渡に次ぐ広さである。
対馬の特徴はなんといっても巨大なリアス式海岸が中央にある。飛行場もそのど真ん中にあり全国屈指の絶景です。
この巨チヌが棲む日本最後の楽園に、中村鐡彦氏が長年に渡り開拓したポイントは、私たちが一生涯かけても釣りきれない程無数にある。また1年中どんな天候でも竿が出せる条件もそなえている。

上記文は、依田 様(対馬釣道場 甲信越支部長)ホームページよりパクリました。(依田さんゴメンナサイ)
http://www.nns.ne.jp/ent/asou-wan/





PROLOGUE

 さ〜いよいよ対馬!昨年より1週間遅い来島。
息子の料理学校の入学&引越し等で1週間遅くなり、また田植えの準備で、今年4月のおいしい時期はだめかな〜と思いつつ、何をおいても4月の対馬だと・・昨年の4月9日に自己記録の56.5cm 3500gを釣り上げている為、どうしても譲れない。昨年釣研丸で同宿した能登の赤地さんからは、1週間前に来島して、50オーバーを4枚も上げたと、私に火を付ける様なメールは来るし、いてもたってもいられず・・・。。

1日目 4月12日(月)

 福岡空港まで着いて、対馬行きのロビーで、タバコを吸おうと喫煙コーナーへ。おや!京都の西村さんと再会・・今回で3度目の同釣となる。対馬の主的な存在・・・西村さんは友人と2人で来られていて、私より1日多い実釣3日半の釣行だそうだ。
 対馬空港には、師井船長が迎えに来てくれていた。宿へ着くなり3人とも少々慌しく別々のポイントへ渡磯。渡されたポイントは、二位浅茅湾の大石浦で、ここへ乗るのは3回目となり、ある程度ポイント、海底の様子は分かるが、勧進な大型を掛けた事が無い・・・。まあ、4月にここに乗った事はないし、初日だしのんびりやるか気分で、最初は海底の様子を調べるため、根掛りしてもいいように1.7号ハリスで探る。しかし、携帯電話に色々と俗世間の雑音が入ってきた。こんな遠くまで来て、1人リフレッシュしている時に「いやだな〜」と思いつつ電話で処理していく。
 そうこうしている時、16時頃か、1発目がきた。昨年50オーバーを3枚ばらしている為、海底の様子が分かった時点で、ハリスを2.5号のそれもダイワ最新の“プロ山元 トーナメントライン”と最強のハリスに交換しておいた。昨年と違い根掛りする様なはえ根は無いし、強引にやりとりモード。。久々にチヌの引き「イイネ、イイネ」。タマに入れたきれいなチヌは45cm。まあ最初はこんなところかと・・しかし居ることが分かれば力も入る。その時また携帯が・・・店の新人の立野君から「借りている自動車のエンジンがかかりません!!」ムカ(-_-メ) そのくらい自分で何とかしろよと思いつつ・・ま・・免許取立てじゃしょうがないかと、アドバイスをしている間に、自作の立ち浮きが、15m先でゆっくり沈む・・・。電話中も竿を放さない自分が怖い。「ちょっと待ってろ」と携帯を後ろに置いてあわせる・・オッ!でかい!!。2〜3分のやり取りだろうか、やっと寄せ、やっとタマに入った。巨チヌを見て・・にんまり。アッいけね!電話・・車のエンジンかかったそうな「良かったな、こっちもでかいの上がったゾ」と2人で喜び、測ってみたら57cmはある。初日から大・大満足!。

           

 16時30分頃次が・・これがイカン!!。
ポイントを絞り込み、コマセ、浮き、コマセとかぶせ集中攻撃。来た!でかい!ウ・・それでもさっきよりは小さい。場所が良いためと、ハリスが太いため本人安心モードでチヌを寄せ過ぎてしまった。タマに入れようにも水深が無い。横たわったチヌを、1回はタマに入れたものの、牡蠣ガラの付いた磯で跳ね上がり、タマから出てしまった。もう1回と、すったもんだしている間に、磯に付いている牡蠣ガラでハリス切れ・・・。静かな浅茅湾に、静かに50〜52cm位黒鯛が戻って行った・・・ウソー!。
さすが対馬。色々な勉強をさせてくれる。教訓「最後の最後まで気を抜くなナ」
 そうこうしている間に納竿の18時30分までに、40〜45cmを3枚追加して合計5枚の釣果となる。出だし好調!!。
 さて、釣研丸の宿に着くと、スカリから各々の釣った魚しめたり、クーラーBOXに氷と共に丁寧にしまう作業をしている。50オーバーのチヌを釣った人は、師井船長にデジカメで写真を撮ってもらえ、釣研丸の釣果情報としてHPに掲載されインターネットでながしてもらえる。いわゆる釣人の勲章である。今日は、余裕のよっちゃん・・??。計測57cm 2800g重量では昨年の3500gに足りないが、体長では5mmUPの自己新記録である。たかが5mmとおっしゃりたいと思うが、釣人は自己記録に常にチャレンジして、夢を追いかけている子供であります。本当に嬉しいものです。


丸山 57cm

師井船長と西村さん52cm

 そして、横の窓から「丸山さん大きいの釣れたね」と声をかけてくれた人がいた。たしか平成14年の正月に来たときに同宿した、釣道場 甲信越支部長の依田さんだ。「お久しぶりです」「丸山さん調子いいじゃないですか。来るたびに記録オーバーですね」と私の事を良く知っている。おかしいなと聞いてみると、何と釣研丸HPの管理人さんだと言う事。明日から3日間実釣予定だそう。
 かたずけをして、風呂をもらって食堂に入ると、私が一番後らしく「自己記録おめでとう!」と、同宿の皆に乾杯、祝福してもらった。
 景色は良い、大きい黒鯛は釣れる。1人で来ても仲間がいる。本当に対馬、釣研丸って良い所です。



2日目 4月13日(火)

 本日の磯メンバーは依田さん、西村さん2名。私、韓国の人2名と計6人。平日はすいていて良い。この山ほどあるポイントの浅茅湾に磯釣師6人のみ!ほんと贅沢。 しかし本日風が強い。船は、昨日の近くの搭ヶ崎島の中間位のポイントに着ける。この搭ヶ崎島は“ビートたけしの世界まる見え」の番組で、3,000万円で売りに出ていると言っていた大きい島だ。お金があればな〜。
 午前中35〜40cmが2枚。昼に師井船長がきて、どうする磯変えると聞かれたが、横のカベが風除けになって具合が良い。2枚釣れたし、午後は大型が来ると期待し本日は1日ここで頑張ると・・・ねばる。しかし、35〜40cmを2枚追加し小型のみ4枚で納竿。残して来た店のスタッフに、黒鯛1枚ずつお土産だと言ってきたが、このサイズだとおこるだろうな。
まっ!明日があるさ!!


搭ヶ崎島のポイント


最終日 4月14日(水)

 早い!もう最終日!こんな調子じゃ1週間位居ないと満足出来ないな〜。しかし、そんな時間も金も無し。今日は決めるぞと、誰よりも早起きしてコマセ作り。
 船は前日と方向を変え、白燈を右に曲がり、竹敷方面へ。鳥取浦と言うポイントへ。ワンドの300m位対岸に、西村さんら2人の姿が小さく見える。たまに2人の「釣れたー」タモと言う心臓に悪い会話が聞こえてくる。実は私まだボウズ!


鳥取浦

対岸の西村さん

 昼に、西村さんの右よりのワンドへ磯替え!すごく釣れそうな感じだったが・・・小メジナ、フグ、ボラのみ。16時30分なんと本日3回目の磯替え!面天奈浦と言うポイントへ。ここも良いポイントだったが、何と最終日おでこに終わってしまった。
 西村さんは、50cm 2,900gの巨チヌを手にしていた。

昼〜16:30まで

3回目 面天奈浦
 宿に帰ると、中村親方の計らいで、今夜は外でバーベキューのもてなし。
真ん中に八重桜がど〜と有り。対馬で花見が出来るなんて最高!。
そして、釣談義にも花が咲き、夜は更けていった・・・。

釣研丸で、釣を通じて仲間になった人々


4月15日(木)帰ります

私は帰途に着く。この人達はまだ釣をする。
うらやましい!!
天気も最高!!
左の写真は、朝お別れをする依田さんと西村さん。

この後依田さんに事件が?・・・。
帰ってから暫くして、依田さんから写真を添付したメールが届く。

         

 上の写真2枚は、依田さんからメールで送られてきた物。何と1日でこの釣果!うらやましい!!

 今度は10月、店の社員旅行でおじゃまします。
 対馬の巨チヌまってろよ!!